« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

地球環境問題とは何か 第4章

4章 国連気候変動枠組み条約の成立とその意味

 

 なぜ国際条約が必要か。地球環境問題はあらゆる国が共通に責任を果たすことが必要であり、どの国も反対はできないからである。なぜ枠組み条約が必要か。多くの国を参加させ、話し合いの場につかせるためである。

 温暖化現象の科学的な解明は難しい。IPCCのアセスメントでは、化石燃料に由来するCO2は50億トン、大気全体は7500億トン、中層及び深層海水への貯留量380000億トンと見積もられている。化石燃料の影響大気や海水への貯留量に対して過大かどうか、意見が分かれるところである。

 しかし枠組み条約の大きな特徴の一つは、自然科学の専門概念と国際条約の融合にある。温暖化問題では、自然科学が描き出す世界像と国際政治とが重なっている。科学と政治の新しい出会いといえる。

 さらに条約の第二の特徴として、主権国家を先進国と発展途上国に二分したことにある。先進国はこれまでOECE加盟国という間接的な表現で表されてきた。しかしこの条約では参加国を2群にわけ、その上で、温暖化の原因の多くが先進国にあることを認め、途上国に対して資金提供や技術移転などの義務を負うことが明記された。

 地球環境問題とはすなわち、冷戦終焉後、急浮上してきた南北問題の別表現と見るべき問題なのだということに気づかされた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

10倍儲かる通販ビジネス

臼井由妃さんの「10倍儲かる通販ビジネスの秘密」を読んだ。

この人の文章はほんとうにわかりやすい。

通販ビジネスのノウハウが書いてあるのだが、ビジネス一般に通じることが多いと思った。

一番感じたのは、顧客は無限ではないということ。

臼井さんは一度知り合った顧客をすごく大事にされている。あの手この手で。

自分は今まで、顧客が無限だと思っていた。認識を新たにした。大事な顧客とは定期的に接触することが必要だ。

そして、顧客の立場で、顧客にとってのメリットを強調することが重要。

自分にはまだまだできていない。自分の好きな部分をPRしてしまっている。

しかし、一番大事なのは絶対成功する、という気落ちだろう。

臼井さんは逆境に立つ中で、ハングリーに素直にいろんなことを吸収され、向上心を持って進まれたんだろう、と思った。

私も最後には笑いたいと思っている。自分にとってちょうどいい働き方を手に入れて、そこで成功したい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

地球環境問題とは何か 第3章

3章 IPCC報告と各国の温暖化対策

アメリカは国際的に二酸化炭素の排出削減目標、削減枠の必要性が議論される中で、一貫して反対の立場をとる。アメリカが二酸化炭素削減を拒否する背景には、独自の消費構造がある。アメリカは突出して化石燃料の単価が安く、そのため一定の富を算出するのにかかる二酸化炭素排出量がたいへん多い。世界最高水準のアメリカ的生活とは、まさに国家が国民に対して世界一安いエネルギーを大量供給し、これによってより多くのエネルギーと物資を消費する個人生活を実現させること、それがアメリカ社会の達成目標の一つであった。 

 これに対してEC諸国は、アメリカ的諸価値の終焉という時代認識を隠さない。かつてヨーロッパの植民地であったアメリカが確立させた下品な大量消費文明は、ソ連の退場と同時に、こちらも世界規範としての地位を失い時代遅れになった、というのである。

 

 日本は、90年夏を境にそれまでの対米協調一本やりであった姿勢をやめ、ECよりの立場をとるようになった。地球環境問題が、冷戦後初めての世界図式構築の場であることを認識しての方向転換である。

 この後、日本はどうなるのか...

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »